児童集会(教頭講話)
2021年1月22日 14時04分1月22日(金)の児童集会は、教頭の講話でした。テーマは、『「覚える」ということ』です。
100年以上前、ドイツ人のエビングハウスという学者が研究した「忘れること」に関するデータを基に、復習することの大切さを教わりました。
人は、覚えたことを20分後には40%、1時間後には50%、1日たつと75%忘れてしまいます。大事なことを忘れないでおくためには、すっかり忘れないうちに、少しずつ何回も復習すると効果的なのだそうです。それを示したのが、次の写真。復習を繰り返すうちに、覚えている割合が増えていきます。
子どもたちは、習ったその日のうちに復習することの大切さ、宿題をする理由がよく分かった様子でした。
最後に、忘れにくい覚え方を教わりました。
① 関係づけて覚える。(例えば、弱そうな魚だから「鰯」)
② 語呂合わせで覚える。(例えば、「いい国【1192年】つくろう鎌倉幕府」「なんと【710年】大きな平城京」)
といった方法です。
また、「書く」「発表する」「自分の考えを人に聞いてもらう」というように、覚えたことを外に出す(アウトプット)すると、さらに学んだことが記憶に残り、身についていきます。
何のために復習をするのかという理由や、復習の効果を理解すれば、宿題にも一層身が入ることでしょう。早速きょうから、東谷っ子の家庭学習への取組が充実するであろうと、大いに期待をしています。